そばの話【その4】

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そばの話【その4】

山形の人は『冷たい』のが好き?

山形が発祥の地とされるメニューとして「冷たい肉そば」と「冷たいラーメン」(冷し中華ではありません)がりあります。
山形は北国にありながらも盆地特有の蒸し暑さゆえに、日本最高気温の40.8度を記録したあつ〜いところなのです。その暑さを少しでも凌ごうと先人の知恵から生まれた逸品なのです。やはり山形の「冷たい肉そば」と「冷たいラーメン」も全国の麺好き達の喉をうならせてやみません。山形でおいしい『冷たいめん』を食すことができるのはあつ〜い山形の夏の天気のおかげ?かもしれませんね。

冷たい肉そば発祥の地 山形より
山形名物冷たい肉そば

冷たい肉そばの発祥は、大正時代の山形県河北町と言われています。そばがのびにくいようにと冷たい肉そばを作ったところ町民に定着したそうです。おそばはツルツルとした細めのそばでのど越し良く、冷たくしても油の固まらない秘伝のつゆが美味しさの秘密です。バランスよくまろやかな甘さと鳥の旨みを醸し出しており、やみつきになる逸品です。
今では全国的に有名になり、県外からも食べに来られる方が沢山います。冷たい肉そばだからといって夏だけの食べ物ではありません。地元では夏はもちろん、冬でも冷たい肉そばに舌つづみを打ちます。
山形のそば文化を代表する山形発祥の冷たいにそばを是非、ご賞味下さい。

発祥の地 山形の冷たいらーめん

山形に名物「冷たいらーめん」あり。ただし冷し中華ではありません。どんぶりに冷たくひやしたスープが入り、らーめんも冷たくひやした山形ならではの美味しいラーメンです。
盆地特有の蒸し暑さとあいまって夏は特に気温が上昇します。エアコンの普及もない昭和20年代、少しでも涼を求めて生まれたのが、冷たいらーめんです。盆地ゆえの暑さと、蔵王連峰から流れる冷たい水、こだわりのそば職人の技が生み出した傑作といえるでしょう。昭和26年頃に栄屋本店の初代店主、阿部専四郎氏が試行錯誤の末に創り上げたのが最初といわれております。
秘伝のスープは動物性の油脂ではスープを冷やすと固まってしまいますので取り除いて代わりにサラダ油やゴマ油を入れ、又スープに旨みを出すために日本そばのダシを加えて作ります。
どうぞ、山形の風物詩「冷たいらーめん」を是非ご賞味ください。