春の山菜そばは今しか・・・・・・
2012年05月12日
山菜そばというメニューは四季を通じてよく目にする。しかし、本当に旬としての、生きのいい山菜というか、新鮮な山菜は今しか無い筈。
たしかに、春は南から北へ、低地から高地へと移動するわけだからある程度のタイムラグは存在する。
それでも北海道で終わる日本の春は6月までか?日本産の山菜の旬は6月で終わる。すると、あとは山菜の塩漬けか水煮を使うことになる。
と、すれば、命の芽吹き、生命力にあふれた栄養、滋養に優れる山菜は
今食べるしかない ! いや、食べなくてどうする ! 食べるべきなんです。
なぜ、熱心にそこまで言うかと言えば、筆者は原野育ち故、芽吹きの季節の
生命力の美味しさを知っているから。
柔らかいタラの芽、独特の香りコシアブラ、ほろ苦いシドケ、定番のわらび、
こごみ、あいこ、根曲りタケ。
天ぷらにしてそばのお供として。これが美味い。
今しか無い、そう思うからありがたい。春満喫は胃袋から幸せになる。
ヤマザクラを見ながら鶯を聴き、残雪の間から芽吹いた命を頂く。
春は芽の物、夏は葉の物、秋は実の物、冬は根の物、季節のものには
それなりの理由があるのです。
さあ、旬の山菜でそばを食べましょう、みなさん。